多摩蛾廊

イノウエノメイガ
Nacoleia inouei


成虫

6.5-7mm
実物大
x1 <24.1mm>

なにやら珍しいらしいのだが、ときどき見かける。掲示板でウヌマさんという方(岐阜県)が、年により大発生すると書いておられたし、TOMさんという方(群馬県)も多数見られるようなことを書いておられた。東京都での記録も無いようなのだが、ちょっと信じられない。

ノメイガの中でも最小クラスの大きさ。すごく小さいノメイガは、本種かサツマキノメイガのことが多い。ゆっくり飛んで、すぐに止まる。葉裏に止まるが、あまり逃げないので、ノメイガの中ではいくらか撮影しやすい。

出現確認時期は6M-9E。6月の終わり頃に、新鮮な個体を多数まとまってみたことがあるので、この時期に一度発生していると思う。多数の個体を見たのは林の中で、食草を見つけたいとも思うが、続きは来年の宿題ということで…。

図1と2は、『みんな蛾』に問い合わせ、Kawa (http:// t-moth.jp/ )さんに教えていただきました。♂と♀の見分け方も教えてもらいました。お腹の太い方が♀で、細くて長い方が♂ということです。

珍しいということで、見つけるたびに撮影していたら、けっこうな数になった。せっかくなので、まとめてみた。翅形がいろいろだなぁ。


(余白)